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弘前で「ホームムービーの日」-フィルム上映で思い出語り合う

昨年の様子。フィルムの映像を見ながら当時の思い出話などを聞くことも「ホームムービーの日」の楽しみの一つ

昨年の様子。フィルムの映像を見ながら当時の思い出話などを聞くことも「ホームムービーの日」の楽しみの一つ

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 弘前で1月10日、8ミリフィルムを上映するイベント「ホームムービーの日in弘前」がめん房たけや(弘前市稔町)で開催される。

1970年代の弘前市の繁華街・土手町の写真を掲載したポスター

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 「ホームムービーの日(HMD)」とは、家庭に眠るフィルムを持ち寄って上映し地域の人々と楽しむイベントで、過去のメディアになりつつあるフィルムの保存を呼び掛ける日のこと。アメリカのフィルム専門家が2003年に始め、2012年には世界17カ国95会場、日本国内でも19会場で開催された。

 弘前では任意団体「HMD弘前」が主催し、2006年から毎年開催している。過去にねぷたやさくらまつり(観桜会)、巡回検診や1975(昭和50)年に氾濫した土淵川による各地の被害映像などを上映。今回は、昭和40年代の正月に中土手町で行われていたという恒例行事「初荷ミカンまき」や「菊ともみじまつり」、スーツ姿の大人たちやワンピースを着た少女たちが運動会を行うモノクロ映像を上映予定だという。

 同団体の竹森朝子さんは「参加者たちと『この場所はあそこだ』などと話しているうちに、それぞれの昔の思い出が語り出されるのが面白い」と話す。「フィルムはもちろん、地域の皆さんの記憶は史料になる」とも。

 当日は、サイレント映画専門のピアニスト・柳下美恵さんが駆け付け、生演奏も予定。柳下さんは昨年9月に無声アニメーションに子どもたちが演奏を付けるワークショップを同市で行い講師を務めたこともある。

 開催時間は17時30分~。入場無料。

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