青森県産リンゴの販売イベントが12月6日・7日、あべのハルカス近鉄本店(大阪市)で行われる。
「大阪よ、これがりんごだ。PLANET OF THE APPLES2 りんごの惑星」と題した同イベント。映画のような演出が「かっこいい」と話題となり、昨年は2日間で1万個のリンゴを完売した。今年も若手生産者5人が2000個ずつ、計1万個のリンゴを大阪に持ち込み対面販売を行う。
生産量日本一の青森県産リンゴは、関東圏では長期にわたって市場に流通しているが、関西圏では地理的に有利な長野県産のリンゴが一般的に流通している。同イベントは、旬な時期に収穫した一番おいしい状態の青森リンゴを関西圏の人たちに味わってほしいという思いから始まった。
参加する生産者のRED APPLE(弘前市)の赤石淳市さんは「昨年大阪で直接お客さんに販売して、おいしいと言ってもらえたことが本当にうれしかった。青森りんごというブランドを関西エリアでも定着させたい」と力を込める。ささき林檎園(大鰐町)の佐々木克尚さんは「大阪でこれだけリンゴがそろうことはなかなかないと思います。ぜひ足を運んでいただき、味の違いを楽しんでもらえれば」と意気込みを見せる。
7日には、地域の食文化を伝えることをコンセプトにした食育プロジェクト「べジスタ」が協力し、「ベジスタinこどもりんご博覧会2014」も同時開催。リンゴの知識を学びながら販売体験ができるイベントも開く。同イベントではリンゴの直売だけでなく、公式サイトでネットショッピングも準備している。