津軽地方上空で太陽に2重の虹 ネット上では目撃投稿相次ぐ

弘前市大町から撮影された自然現象「ハロ」と「「環水平アーク」(写真提供:成田佑貴さん)

弘前市大町から撮影された自然現象「ハロ」と「「環水平アーク」(写真提供:成田佑貴さん)

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 津軽地方上空で5月7日、太陽の周囲に2重の虹が観測された。

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 2重の虹が発生したのは10時30分ころから13時ころまで。太陽の近くに発生した虹は「ハロ・日暈(ひがさ)」と呼ばれる自然現象で、地平線に近い場所で発生した虹は「環水平アーク」と呼ばれるもの。どちらも雲の中にある氷の粒や結晶が太陽の光に反射、屈折して七色に見える現象。

 地元コミュニティーFM局「アップルウェーブ」の気象予報士・長尾純一さんは「統計はないが年に一度くらい観測される。3時間近く比較的長い時間で発生していた」と話す。

 津軽全域で晴れ渡った同日。ネット上では見た人たちの投稿が相次ぎ、「こんなはっきり見たハロは数年ぶりな気がする」「めっちゃ奇麗!」「弘前上空!太陽に環が!」(以上、原文ママ)などとあった。美容師で写真撮影も仕事で行う成田佑貴さんは「仕事中だったので職場から離れることができず残念。岩木山と一緒に撮りたかった」と笑顔を見せる。

 長尾さんは「天気が下り坂のサインといわれているが、今回は実際そんなに崩れないかもしれない」と話す。

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