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青森・鶴田にリネン生地のハンドメード店 空き家を店舗兼アトリエに改修

「KOMO utakooka」店主の岡詩子さん

「KOMO utakooka」店主の岡詩子さん

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 青森・鶴田に12月10日、ハンドメードのリネン製品を扱うファッションブランド「KOMO utakooka(コモ ウタコオカ)」(青森県北津軽郡鶴田町)の店舗兼アトリエがプレオープンした。

約40店の商品を展示販売する店内。築40年の空き家をリノベーションした

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 麻の一種であるリネンにこだわり、ストールやトップスなどを販売・製作する同店。店主の岡詩子さんは鶴田出身で弘前高校卒業後、東京の大学へ進学。20歳のときにリネンと出合い、「ハンサムリネンKOMO」を立ち上げた。

 大学卒業後、1年ほど都内の不動産店で働くが青森への帰郷を決意。「縫い目の見えない製法」で手縫いしたリネン生地の製品販売を始めた。「縫い目の見えない製法はリネンの風合いを壊さないために編み出した」と岡さん。

 今年7月には「日常の質が高まる普段着」をコンセプトにミシンで縫製するブランド「utakooka(ウタコオカ)」を設立。「『襟のタグはかゆいから影響のないところにつける』『自分で簡単に洗えるもの』といった日常の希望を形にしている」と明かす。

 「ハンサムリネンKOMO」と「utakooka」は実店舗を持たず、現在までネット上での販売をメインにしていた。築40年ほどの2階建て賃貸物件を改修したという同店は、1階の約14坪を店舗スペースとし、約40店の商品を展示し、残りのスペースをアトリエとした。

 改修は、岡さんが知人らと共に2カ月かけて行ったという。岡さんは「お客さまが実際に商品と触れ合える場所を作りたかったが、自分一人では実現できていなかった。感謝しかない」と話す。プレオープン初日にはレセプションパーティーを開き、約80人が集まった。

 岡さんは「商品の販売だけでなく、イベントなども定期的に行っていきたい。鶴田に人がやってくるきっかけになるショップになれたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は18時~22時(木曜・金曜)、13時~19時(土曜・日曜)。グランドオープンは2018年1月3日(オープン初日のみ11時~19時)。

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