弘前でリンゴの味食べ比べ決定戦 若手農家や農業高校生ら28組が出場

りんご王者決定戦実行委員の奈良岡貴徳さん(左)と坂本司子さん(右)

りんご王者決定戦実行委員の奈良岡貴徳さん(左)と坂本司子さん(右)

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 弘前の複合商業施設「ヒロロ」(弘前市駅前町)4階にある弘前市民文化交流館ホールで12月9日、「りんご王者決定戦2017」が開催される。

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 リンゴを食べ比べ、食味で勝敗を決める同大会。青森にはリンゴの色と形で順位を決める「りんご品評会」(青森県りんご協会主催)が長年開催されていたが、食味で勝負する大会がなかったことから20~30代を中心とした若手農家らが企画。今年で5回目となる。

 使われるリンゴは主力品種となる「サンふじ」のみ。審査方法は、ゲスト審査員のほか、抽選で選ばれた来場者も審査員として登壇し、生産者が分からない状態で出されたリンゴを食べ比べ、一つだけを選ぶ。5人の審査員の中で、選ばれた数が多かった方が勝ち進む。

 今年出場する27人の中には、同大会3連覇を掛けて挑戦する岩手県南代表の菅野千秋さんや長野県から初出場する農家もいる。今大会では初めて高校生枠を設け、地元の農業高校から4組が出場。勝ち残った高校生1組は本戦トーナメントへ進出できる。

 開催中は農家全員のリンゴ試食コーナーを設けるほか、農家らが自ら撮影したビデオの上映コーナーを設置。実行委員会の坂本司子さんは「趣向を凝らした映像は、農家たちの新しい一面を見ることができるのでは」と笑顔を見せる。会場内ではアップルパイの進呈や、出場者が持ち寄ったリンゴの加工品や農作物などの商品が当たる「お土産抽選会」も行う。

 坂本さんは「同じ品種でも生産者によって味は異なる。30人以上の農家が集まり、サンふじだけを食べ比べできる場は全国でも珍しい。自分の一品を選ぶだけでなく、若手農家たちとの交流も楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は12時30分~16時。入場無料。

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