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冬の弘前公園で「桜咲く」ライトアップ企画 地域おこし協力隊が呼び掛け

桜の木に積もった雪が桜のように見えたという写真(写真提供:米山竜一さん)

桜の木に積もった雪が桜のように見えたという写真(写真提供:米山竜一さん)

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 弘前市相馬地区(旧・相馬村)を拠点に活動する地域おこし協力隊の米山竜一さんが現在、弘前公園で今年の冬に行うライトアップ企画の支援者を募集している。

弘前公園外堀の満開の桜

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 2015年から地域おこし協力隊の活動に取り組んでいる米山さんは神奈川県出身。旅行で知ったという弘前に夢中になり、会社員を辞めて移住した後、特技の写真撮影を生かし、情報発信などを行っている。

 きっかけとなったのは2016年2月中旬に、夜の弘前公園で撮影した写真だったという。「ピンクがかった街灯の下で外堀を撮影すると、桜の木に積もった雪がまるで桜のように見える写真だった」と米山さん。SNSで公開すると、県内外から反響があり、観光PR用写真として弘前市に採用されたこともあったという。

 弘前公園の桜は「日本一」ともいわれ、全国有数の花見スポットにも数えられる。ゴールデンウイーク中に見頃を迎えることから、全国から多くの観光客が訪れ、近年は堀の水面に桜の花びらが浮かぶ「花筏(はないかだ)」やハートに剪定(せんてい)した桜の枝なども話題を集めている。

 米山さんは9月1日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を通じ、弘前公園の冬のライトアッププロジェクトを立ち上げ、30万円の資金募集を始めた。募集後4日間で半分近くの支援があり、米山さんは「少額でもいいので、多くの方にご支援いただけることがありがたい。今後、目標額を超えることがあればライトアップ範囲の拡大や、次年度実施の原資にする」と話す。

 「弘前は、春は桜、夏はねぷた、秋は紅葉と観光コンテンツがあるが、冬の間はどうしても雪の影響で観光客が減少する。雪が逆に冬の観光コンテンツとしても活用していければ」と意気込む。

 同プロジェクトのクラウドファンド支援締め切りは10月30日23時59分まで。

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