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弘前で創流200年超・未生流の生け花展 独自技法の作品披露

展示会場の様子

展示会場の様子

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 百石町展示館(弘前市百石町)で現在、生け花展「合同花展~癒しと和みの空間~」が開催されている。

未生流の展示されている作品

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 同館で20年以上にわたって未生流(みしょうりゅう)の生け花教室とデザインフラワー教室を開く長利義子さんが企画する同展。年に1回限りの展示会となり、長利さんの生徒らが作った作品約40点を展示する。

 長利さんは10代で生け花を始め、弘前で未生流を50年以上続けている。未生流は1807年に大阪で創流。直角二等辺三角形の形で生け花をするという技法があり、花だけでなく、花器や花台も作品の一部として利用する。

 会場では、未生流の作品とデザインフラワー教室の2つのブースに分かれる。デザインフラワー教室は決められた型はなく自由な発想で作られた作品で、ホースを花器にしたり野菜と共に飾られた作品があったりする。

 「月に一度の教室ではあるが、生徒らが集まり、会話や交流が生まれる。生け花を通じて心の安定や健康につながっている。来場者にも同じく、良い体験を与えられるような場となれば」と長利さん。「来場した小学生から『何これ』といった展示作品に興味を引く声が聞こえてきたことが、うれしい」と笑顔を見せる。

 開催時間は9時~16時30分。入場無料。6月13日まで。期間中は終日、長利さんが在廊予定。

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