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弘前博物館で「歌川国芳展」 ねぷたに合わせ水滸伝シリーズ多めに

弘前博物館で開催中の「歌川国芳展」。入り口の作品は撮影可能

弘前博物館で開催中の「歌川国芳展」。入り口の作品は撮影可能

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 弘前市立博物館(弘前市下白銀町)で現在、特別企画展「奇想の絵師 歌川国芳展」が開催されている。

匠館で歌川国芳展とコラボした「おばんざい定食」

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 幕末の浮世絵師・歌川国芳(1797年~1861年)の代表作152点を紹介する同展。作品は「ダンディ 役者と伊達男」「洒落とユーモア 擬人パロディ」の7テーマに分け、学芸員の棟方隆仁さんによると「弘前ねぷたの元絵となる水滸伝(すいこでん)シリーズを多めに調整してもらった」という。

 歌川だけの浮世絵を展示するのは青森県内で珍しく、初日から盛況で足を運ぶ子どもの姿も目立っている。「古臭さがなく、現代の漫画に通じる作品が多い。一度は見たことがあるであろう『相馬の古内裏』のがい骨といった定番や近年人気が高まっている『荷宝蔵壁のむだ書』の手ぬぐいをかぶって踊る猫なども展示している」と棟方さん。

 会期中は毎週日曜14時から、学芸員がギャラリートークを行う。聴講無料。グッズ販売も会場で行い、ポストカードやクリアファイル、トートバッグなど約300種を用意する。

 展示に合わせ、「クラフト&和カフェ匠館」(下白銀町)ではランチタイム(11時~14時30分)に提供していた「おばんざい定食」をコラボメニューとして、「金時豆」と「きんぴらごぼう」を加えて用意する。同展担当者は「作品に由来する食材を使い、ささやかながら楽しんでいただければ」と話す。

 開催時間は9時30分~16時30分。入館料は、一般=800円、高校・大学生=400円、小・中学生=200円。7月16日まで。

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