弘前で官民学協働の「寿命改革」成果報告会 参画企業社長らが講演

報告する研究リーダーの弘前大学大学院医学研究科社会医学講座・中路重之教授。昨年の講演の様子

報告する研究リーダーの弘前大学大学院医学研究科社会医学講座・中路重之教授。昨年の講演の様子

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 アートホテル弘前シティ(旧ホテルナクアシティ弘前、弘前市大町)で1月27日、「弘前大学COIヘルシーエイジング・イノベーションサミット2017」が開催される。

昨年の講演の様子。想定を上回る参加数があった

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 文部科学省から認可を受けた「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」の成果を発表する同サミット。「寿命改革」と打ち出し、日本一の寿命が短い青森県の短命県返上と、県民・国民の健康寿命延伸を目指す弘前大学COIの取り組みを報告する。開催は3回目。

 今年は2つの特別講演を行う。同プロジェクトの参画企業からライオン(東京都墨田区)の濱逸夫社長が「寿命革命と企業革命~ヘルスケアオープンイノベーション戦略~」と題して登壇し、弘前大学医学研究科内に開設した寄付講座「オーラルヘルスケア学講座」などについて触れるという。

 特別講演の2人目は料理研究家の浜内千波さん。減塩で高血圧予防を目指す取り組みについて講演する。楽天(東京都世田谷区)と弘前大学が協働し、浜内さんが監修する「3ダウンレシピプロジェクト」を紹介し、昨年行ったコンテストの受賞レシピは会場内で展示する。

 基調講演では弘前大学大学院医学研究科社会医学講座の中路重之教授が新しい健診システム「啓発型健診」の開発進捗(しんちょく)を報告するほか、県内の取り組みとして、むつ市の「健幸リーダー」の育成や黒石市内の小学校とベネッセ(岡山市北区)が行った健康教育を報告する。

 弘前大学COI研究推進機構(医学研究科)教授・戦略統括の村下公一さんは「4年目に突入した当プロジェクトは、全国7拠点の中から最高ランクS評価を唯一受けるほど成長した。参画企業の社会実装に向けた最前線の革新的な取り組みを、ぜひ聞いてほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は13時~17時20分。参加無料。

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