弘前城天守下でイカ型の石見つかる 「任天堂の仕業?」とネットで話題に

発見されたイカ型の「いかすみ石」

発見されたイカ型の「いかすみ石」

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 弘前市が7月19日、弘前城本丸でイカのような形をした石が見つかったと発表し、一部のネットユーザーの間で話題となっている。

弘前城天守の上空写真。四隅に「いかすみ石」が置かれてあったことが確認できる

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 石は、本丸の石垣修理中にある弘前城天守下の石垣四隅から見つかった。それぞれの石の大きさは、大きさ約3メートル、幅約1メートル、重さ約3トンで、イカ型の形をした隅石(すみいし)ということから弘前市は「いかすみ石」と名付けた。

 公園緑地課の神雅昭さんによると「天守が作られたのは約200年前。約100年前の1915年に大規模な石垣修理が行われており、その間に組み込まれた可能性が高い。全国的にも非常に珍しい形で、専門家も見たことがないと驚いており、石の役割などはこれから調査していく」と話す。

 一部のネットユーザーの間からは「任天堂の仕業だ」「入念に仕込まれた任天堂のプロモーション」(原文ママ)と、7月21日に発売される任天堂の人気ゲーム「スプラトゥーン2」に合わせたプロモーションではないかという声があり、話題となっている。

 イカや人型にキャラクターを切り替えながら、インクを塗り合った面積(ナワバリ)の広さを競う同ゲーム。前作から2年ぶりの新作となり、前作は全世界で460万本売れた。水族館や自治体とコラボ企画を展開したり、ゲーム内でも菓子メーカーや飲料メーカーなどとコラボしたりするなど幅広いキャンペーンを行うのも特徴の一つ。

 神さんは「タイミングは偶然。石垣修理の過程で見つかったイカ型の石をイカすことができるなら、喜んで情報発信していきたい」と笑顔を見せる。

 「いかすみ石」は8月11日から、弘前城本丸内で一般公開予定。

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