学ぶ・知る

弘前「メモリアルドッグ」が修復へ 作者・奈良美智さんもツイート「傷悲惨だった」

クレーンで運ばれる「A to Z メモリアルドッグ」

クレーンで運ばれる「A to Z メモリアルドッグ」

  • 0

  •  

 弘前市の吉野町緑地公園(弘前市吉野町)で展示されている白い犬のオブジェ「A to Z メモリアルドッグ」が7月16日、修復作業のため一時的に撤去された。

観光の人気スポットでもあった吉野町緑地公園の「A to Z メモリアルドッグ」

[広告]

 弘前市出身の現代美術アーティスト・奈良美智さんの作品である同オブジェ。観光ポスターに起用されたこともあったため、観光客が訪れる人気のスポットとなっており、柵などの囲いを設けていなかったことから「触れる」オブジェとして弘前市民にも愛されていた。

 今回の修復の理由を「塗装の劣化」であると弘前市役所公園緑地課の山本正行さん。「作品に触れることを禁止していなかったため、中にはメモリアルドッグに無理やり登ってしまう人もいて、その結果靴の金具などによる傷が付いてしまった」と話す。

 奈良さんはメモリアルドッグの損傷について、自身のツイッター上で「深い傷が数か所あり、悲惨な状態だった」と投稿しており、「残念だけど作品も大切だしより良くなればいい!」「せっかくみんなで触れて見れる作品だからね。大事にしたいね。」(原文ママ)と、修復の完了を待ち望むコメントが多く上がった。

 メモリアルドッグは今月21日から塗装作業が始まる。「塗装自体は10日ほどで終了するが、再度展示されるのは秋ごろになる見込み」と山本さん。「今後の展示方法は現在検討中だが、従来のように誰もが触れるような展示方法は取らない予定」という。

弘前経済新聞VOTE

「すじこ納豆」を食べますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース