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弘前で「mt博」 デザインマスキングテープ「金魚ねぷた」960個展示も

メインフロアに設置した960個のマスキングされた金魚ねぷた

メインフロアに設置した960個のマスキングされた金魚ねぷた

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 「旧弘前偕行社(かいこうしゃ)」(弘前市御幸町)で現在、マスキングテープだけを集めたイベント「mt博2021 青森」が開催されている。

会場入り口に設置された「マスキングテープの像」

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 2年に一度開催している同イベント。工業用や文具・雑貨向けのマスキングテープやハエ取りテープなどを製造する「カモ井加工紙」(岡山県倉敷市)が主催する。東北エリアでの開催は今回が初めて。

 旧弘前偕行社は1907(明治40)年に建設されたルネサンス風デザインの洋館で、旧陸軍第八師団に勤務する将校の社交場、学術研究施設として使われた。2001(平成13)年には国の重要文化財に指定。2013(平成25)年から保存修理事業が行われ、昨年から公開を再開していた。

 会場のメインフロアには960個のオリジナルデザインの金魚ねぷたを展示。メインフロア含む6つの部屋に分けたショップでは限定テープなどを販売する。庭には装飾ベンチや小屋、イベントフォト作品を展示するほか、入り口には淀川テクニックさんの作品「マスキングテープの像」を置く。廊下や窓ガラスは「許される範囲」でマスキングテープを使った装飾が施されている。

 同イベントでは会場限定のテープを複数用意する。リンゴの輪切りをデザインしたまめまめテープ(209円)や青森をテーマに津軽弁やねぷたやねぶた、マグロなどをデザインした会場限定テープ(10種=3,542円)など。量り売り(1グラム=4円~)企画やつかみ取り(500円)、ガチャガチャ(500円)を行う。

 展示している金魚ねぷたは全8種類で、予約販売する。展示終了後に郵送する予定で、1個=2,200円(送料込み)。すべて手作業で作られているため、表情や形が異なり、購入者は展示している1個を指定して購入することができる。会計はキャッシュレス決済のみ。

 カモ井加工紙営業部の佐藤真理さんは「金魚ねぷたは弘前でしか展示できないインスタレーション作品で、ぜひ地元の人たちに見てほしい。その上でマスキングテープの魅力にも触れてもらえるとうれしい」と笑顔を見せる。

 入場無料。開催時間は10時~18時。10月21日まで。

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