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弘前の駅で女子高生5人がアートイベント「ぽん!」 コロナ禍でのリモート企画

企画した蟻塚唯衣さん(右)とサポート役の今村聡花さん(左)

企画した蟻塚唯衣さん(右)とサポート役の今村聡花さん(左)

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 中央弘前駅構内にある「ギャラリーまんなか」(弘前市吉野町)で現在、5人の女子高生らによるアートイベント「ぽん!」が開催されている。

イベント名である「ぽん!」を決めたメッセージ画面

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 青森県立弘前中央高等学校2年生の蟻塚唯衣さんを中心に5人の弘前市内の女子高生らが出展した同展。SNSの呼び掛けで集まり、新型コロナウイルスの感染予防のため、全員では集まったことがない。「イベントの準備や作品の設営もリモートで指示をもらいながら行った。学校が違うためお互いを知らない人もいる」と蟻塚さん。

 今年5月に授業の一環で弘前のことや自分にできることなどを考える時間があったという蟻塚さん。「5つのアイデアが生まれて、その中で実現したのが当企画。6月にSNSで仲間を募り、集まったのが今回の5人。新型コロナのため積極的に会うことはせず、SNSを通じて準備をした」と話す。

 当初は11月14日を予定していたが、弘前で発生したクラスターにより県や市がイベントを延期や中止したことで、同イベントも延期することになった。延期によってテスト期間が重なることとなり、蟻塚さんが自分以外の作品も設営することになったという。

 出展者4人のほかに、情報発信などの運営に協力した3人の友人がいる。テスト期間中のため、リモートでの協力となったが、開催初日となった11月28日にテスト勉強の息抜きに訪れた人もいた。蟻塚さんは「大人はもちろん、テスト勉強で忙しい高校生にも息抜きでもいいので足を運んでほしい」と笑顔を見せる。

 弘前の魅力を「さまざまな物や人が一体化して色が多いすてきな街」と話す蟻塚さん。「今回のイベントで終わりではなく、ほかに考えた4つの企画も実現したい。会場内にはメッセージボードを用意したので、作品の感想や私たちにやってほしいことなどを残してもらえるとうれしい」とも。

 開催時間は13時~20時。入場無料。11月29日まで。

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