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旧弘前偕行社で学生向けイベント 改修後の活用アイデア取り込む

館内の説明をする大森さん(一番左)と参加した学生たち

館内の説明をする大森さん(一番左)と参加した学生たち

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 弘前の国指定重要文化財「旧弘前偕行社(かいこうしゃ)」(弘前市御幸町、TEL 0172-33-2102)で11月4日、弘前大学の学生向けに見学会が行われた。

座談会が行われた旧弘前偕行社の庭

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 旧弘前偕行社は弘前厚生学院の記念館で、1907(明治40)年に旧陸軍第八師団に勤務する将校の親睦、学術研究施設として建設された、ルネサンス風デザインの洋館。2013(平成25)年から大規模な保存修理に入り、2019年に修理が終了。2020年にリニューアルオープンを予定している。

 見学会では、弘前厚生学院の事務局長・大森寛さんが館内を案内した。旧弘前偕行社の各部屋を回りながら、旧陸軍が使用していた当時の様子や建物の修理の様子などの話を参加者に紹介した。

 見学会の後に行われた座談会では、大森さんと参加者が今後の偕行社をどう活用していくかをテーマに議論した。大森さんは「若いインスピレーションを取り入れて後世に伝えることが目標。100年間続いた建物を、未来の100年間に継承してくれる若者につなぎたい」と話す。

 参加した弘前大学の大学生8人から、建物の景観を生かした読書会やグランピングなどの意見が挙がった。参加者の意見に大森さんは「教育、文化活動になるならジャンルを問わず実施していきたい」と前向きな姿勢を見せた。

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