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青森・黒石でこけし販売会 3000体を展示販売、こけし進呈する宿泊プランも

会場には約3000体のこけしが並ぶ

会場には約3000体のこけしが並ぶ

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 津軽こけし館(青森県黒石市、TEL 0172-54-8181)で7月20日~8月25日、展示販売会「うれし!たのし!!こけし!!!ポケットこけしパークへようこそ!」が開催される。

「津軽こけしパン」

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 12センチ以下の「ポケットこけし」3000本を販売する同イベントは今年で9回目。同施設の企画・運営を手掛ける「ツガルサイコー」の山田拓郎さんは「こけしの販売会としては日本最大規模。約125工人が製作した」と自信を見せる。

 「企画の背景には2011年の東日本大震災で販路が狭まった東北のこけし工人を支援することがあった」とも。「価格は1,000円~2,000円に設定し、お求めやすい金額で若年層への販路拡大を目指したい」と山田さん。

 会場には雑貨コーナーを併設し、「こけし」をモチーフにしたメモ帳や便箋、ファイルなども販売する。こけし工人が直接指導する「こけし絵付け体験」や、クイズを解きながら館内のこけしを探すゲームなども用意する。

 1日限定イベントも行い、30日は「Cran cafe」(黒石市温湯鶴泉)が出店しそば粉のガレットやスイーツを販売するほか、8月12日は消しゴムはんこのワークショップを開く。

 このほか、他業種とのコラボ企画として、黒石市内12の宿泊施設で「限定こけし」を進呈する宿泊プラン「こけ宿(しゅく)」を展開。津軽こけし館までのタクシー料金を定額にするタクシープランも用意する。いずれも要事前予約。「相場が分からず不安を覚える初めての旅行客に利用してほしい」と山田さん。

 「今後もこけしファンの輪を広げ、来館者に楽しんでいただくと共に、こけし工人のみなさまの活躍を応援していける場にしたい」と意欲を見せる。

 開催時間は9時~17時。入場無料。

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