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弘前で「農のふれカフェ」報告会 農村資源を生かした体験型カフェ

9月に行った農のふれカフェ体験会の様子

9月に行った農のふれカフェ体験会の様子

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 「農のふれカフェ推進フォーラム」が1月18日、ホテルニューキャッスル(弘前市上鞘師町)で開催された。

フォーラムの様子

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 「農のふれカフェ」は農業と農村資源を生かした体験型カフェを推進する取り組み。この日のフォーラムは、2017年から始めた同事業の現状報告をメインに展開した。

 フォーラムは3部制で、1部は「あっちゃんりんご園」(群馬県沼田市)の阿部純子さんが講師で登壇。観光りんご園として始めた経緯やこれまでの活動を紹介したほか、近年の傾向や今後の目標、現在のモチベーションなども話した。

 2部では、主催の中南地域県民局地域農林水産部が実例を紹介。開設を希望する農家への支援や情報交換の場を提供する取り組みや、収穫した野菜をその場で調理して食べたり農園や庭を散策したり、旬の食材をおいしく食べたりする方法を伝えるなどさまざまなスタイルの実施状況を報告した。

 3部はパネルディスカッションを行い、「神さんのプチ畑」(藤崎町)の神礼子さんや「green note」(平川市)の藤田厚子さんなど「農のふれカフェ」実践者がパネリストとして登壇。子どもたちに「楽しめる場所を提供したい」「農業と暮らしの魅力を発信したい」との思いや経験を話した。

 パネルディスカッション後半は、取り掛かる際に生じた課題や家族や周囲の説得の仕方などの意見交換会を行った。登壇した「料理研究一家『古川家』」の古川勝也さんは「客のために頑張るのではなく、現在の暮らしの中に招いてお金をいただくような形で長く続いてほしい」と締めた。

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