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青森で4年ぶり「ねぷた列車」運行へ 香取慎吾さんの「キャンバス号」と共演

集まった見物客に囲まれた夢のキャンバス号(奥)と慎吾列車ねぷた(手前)(津軽鉄道嘉瀬駅で)

集まった見物客に囲まれた夢のキャンバス号(奥)と慎吾列車ねぷた(手前)(津軽鉄道嘉瀬駅で)

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 津軽鉄道で10月13日、タレントの香取慎吾さんがペイントした車両「夢のキャンバス号」を模して作られた「慎吾列車ねぷた」が運行された。

津軽五所川原駅から出発した「慎吾列車ねぷた」。多くの見物客がホームに駆けつけた

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 津軽鉄道嘉瀬駅(五所川原市金木)にある「夢のキャンバス号」は、1997年に放送されたテレビ番組内で香取さんが地元の子どもたちと一緒に絵を描いた列車で屋外展示されていた。経年により劣化した同列車は、昨年5月に香取さんと当時の子どもたちによって新たに塗り替えが行われ、話題を集めた。

 津軽半島観光アテンダント推進協議会の小枝美知子さんによると、「ねぷた列車」の線路上運行は4年ぶり、今回で4度目になるという。「21年という時をへても再度塗り直していただいた香取さんと子どもたちの関係に感動を覚え、キャンバス号をねぷた列車として走らせたいと思ったのがきっかけ」と話す。

 キャンバス号に描かれた絵をねぷた絵として模写したという。約1カ月かけて骨組みからスタートし、紙を貼り付け、下絵、筆入れ、ロウ入れという作業を進めていった。「全国から香取さんを応援する『NAKAMA』の皆さまが駆け付けて応援や協力をいただいた」と小枝さん。「香取さんが運行当日に現れるという夢まで見た」とも。

 同日15時30分から津軽五所川原駅で無料展示を始め、19時6分に同駅を出発。出発した同列車は、20キロ先の終点・津軽中里駅まで約3時間かけて移動した。出発時はホームに地元民だけでなく県外からも見物客が駆け付け、カメラや携帯電話を向けていた。

 嘉瀬駅では夢のキャンバス号と慎吾列車ねぷたが並び、多くの人でにぎわいを見せた。東京から訪れたという30代男性は「このような辺境の無人駅に、しかも夜遅くに多くの人が集まったことに感動を覚えた。世代に関係なく引き寄せる香取さんの魅力はもちろん、青森の人たちの熱を感じることができて本当によかった」と満足した表情を見せていた。

 同列車は今後保管され、イベントなどで披露していく予定という。

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