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弘前駅前に魚バル「サンチャン」 「愛情込めた料理」モットーに出店

「サカナバル サンチャン」店内

「サカナバル サンチャン」店内

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 弘前駅前に「サカナバル サンチャン」(弘前市駅前、TEL 0172-36-6677)がオープンして1カ月がたった。

看板メニューの大船渡湾内産のカキ

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 青森、札幌、盛岡でカフェやアメリカンダイニングなどさまざまな店の調理を担当してきた山本剛大さんが独立して初出店した同店。山本さんは「弘前は海のない内陸に位置しているためか、おいしい鮮魚を提供できるバルスタイルの店が少ないと感じた」と話す。

 山本さんは学生時代にファミリーレストランで調理アルバイトを担当した経験からフードサービス事業を手掛ける企業に入社。東京のホテルの中華料理店で修業する機会を得たり、オリジナル店舗を立ち上げたりする経験を積んだという。

 山本さんは「料理はほぼ独学。20代に教わった『愛情を込めた料理』の考えをモットーに、本やネットで調べ、自身がおいしいと感じた料理は自宅で再現しようと試行錯誤した」と振り返る。

 店舗面積は34坪、客席数は26席。10年近く空き物件だったテナントに出店した。「店名は自分の名前から。ひまわりや太陽といった明るいイメージにしたかったため、山をサンと読ませてちゃん付けしただけ」と山本さん。「イタリアンバルにしたのはオシャレに見えるから。自分にはセンスはないが」と笑顔を見せる。

 メニューの大船渡湾内産カキ(350円)は、白ワイン蒸し、オーブン焼き、生の3種類の食べ方を提案する。刺しパッチョや生ガキが入ったオーシャンズプラッター(1,880円)、鮮魚の刺しパッチョ盛り合わせ(930円)、「THE★男前パエリア」(1,280円)なども用意する。ドリンクメニューは、「こぼれスパークリングワイン」(550円)、カクテル各種、グラスワイン、日本酒など。

 オープンして1カ月がたち、山本さんは「仕事帰りやデート、一人でも気兼ねなくご利用いただけるような店づくりを目標に、来ていただいたお客さまには『本当に食べてほしい物』を提供していきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~23時30分。日曜定休。

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